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  • ◆「本の風景社」について◆

    以下は、『体験的自分史論』という私の書いた本の前書きの冒頭です。

    しばらく前から個人の出版活動を請け負うことを仕事のひとつにしている。いわゆる「自費出版」というものだ。最近の編集組版や出版印刷技術はパソコンが主体なので、私がこれまで習得してきた知識や経営方法の延長線上にあることもあったし、五十歳を越えた頃から、これからはやりたいことだけを仕事にしたいという気持ちが強くなってきたこともある。もちろん、実際のビジネスとなると「やりたいこと」と「その仕事の適性・才能があること」はまったく別だから悪戦苦闘の日々が続いてしまうのだが、それでも最近ほぼ休止の状態になるまで、八年間余の間に百点以上の自費出版の仕事をした。個性豊かな著者の方々との出会いも楽しい体験だったが、出版される本の中身が驚くほど種類豊かで、歴史、経済、芸術、科学などの研究書から旅行記、マンガ、詩集、小説、翻訳まで、ありとあらゆる精神世界の現象が個人の関心の対象になっているのがわかったこと。これは思いがけない経験だった。

    この本自体は、これ以降はすべて自分史あるいは個人誌に関する私なりの考察を行っているものですが、この冒頭に書いてあるように、自分史に限らず<自費出版>というものを約10年間くらい継続して業務にしていたことは事実です。大体、50歳代の始めから終わりまでになります。思えば、人生と仕事の両方とも大変な時期でした。

    基本的に自費出版なので、個人が作って読者に届けるという形式が普通で、原則として販売はしませんでした。最初の頃は(当然、著者の要望によって)いくつかの出版社にお願いして<販売>を行ったこともあります。中には、結構売れたものもあり、現在でも販売されているものもありますが、現在ではその本の出版権等を他の出版社に譲っています。つまり当社で扱っている本はありません。実際には、多くが<オンデマンド出版>という方法で製作したものでしたので、いまでも著者の方から要望があれば必要部数を製作することもあります。


    ◆「株式会社エヌケイ情報システム」について◆

    ということで、出版社「本の風景社」は現在、ほぼ休業状態です。一方、株式会社エヌケイ情報システムは、私が40歳代の初めに起業した会社です。業務内容としては当初から「中小企業の情報システムを作成する」ことでした。当初は、管理工学研究所の「桐」というデータベース管理ソフトを使用したシステムが主でしたが、やがて、SQLサーバーなどの本格的DBを使用するようになり、マイクロソフトのACCESS(ADP)などを使用したクライアントサーバー型のかなり高機能なシステムを作成することになりました。

    ここ数年は新規顧客の開発依頼はほとんどうけていませんが、現在でも、長年続けてきた数社の業務のメンテナンスや新規業務開発・修正開発に携わっています。25年以上、こうした開発業務をやってきて感じることは、情報機器がこれだけ身近に使われるようになってきた半面、実際のビジネスの現場では、いわゆる「プログラム」どころか「機器のインストール」などかなり初歩的な操作も含めて<コンピュータリテラシー>の普及は進まないということです。これは、ひとつには、関心の持てない問題は避けてしまうという人間の本質がありますが、仕事=業務分野の専門性が極端に進んできたという面もあります。

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